今は北国でまったり専業主婦をしている私ですが、以前は関東でフルタイム正社員をしていました。
もうすぐ退職して1年が経とうとしています。
という訳でこの1年を振り返り、「ワーママから専業主婦になって良かったこと・悪かったこと」をまとめてみました。
個人的にはトータルで見ると退職して良かったと思います。
心配していた経済的面も意外と何とかなっています。
これは個人の感想なので、決して退職をおすすめする記事ではありません。
でも、「ワーママ辞めようかな…」と迷っている方の参考になれば幸いです。
ワーママから専業主婦になって良かったこと
まずは、良かったことをまとめてみました。
子どもの生活リズムが整った
これが最大のメリットなんじゃないかと思っています。
働いている時はどうしても帰宅時間が19時~20時ごろになることが多く、夕飯(保育園で食べることもあり)・お風呂(シャワーのみ)・歯磨き(やらない日もあり)等をこなしているとお布団に行くのは21時過ぎ。
そこから絵本の読み聞かせなんかやっていると、寝付くのは22時過ぎになることがザラでした。
本当は絵本を読み聞かせてる場合じゃないんですけどね。
子どもがすごく楽しみにしていたし、親っぽいことが出来てない私にとっても譲れない時間でした。
↑だったらはよ帰ってこいや。
朝は夫にお願いすることが多かったのですが、やはりなかなか起きられず機嫌も悪く大変だったようです。
今は、(夜に習い事がある日は少し遅れるけど)だいたい20時過頃にはお布団に行けるようになりました。
お陰様で朝はとても早起きで、正直もう少し寝といてくれってレベルです(笑)
まあ、早寝早起きの習慣がついたのは良い事だと思います。
私の睡眠時間も確保できるようになった
ゆーて6時間くらいは寝てましたけどね(笑)
ロングスリーパーだから足らんのですよ。
前の職場が始業時間が早くかつ、へんぴな所にあったので家を出てるのは6時前。
前日に洗濯や保育園の準備、連絡帳の記入などを全て放置して寝落ちした私は4時ごろ起きねばなりません。
下手したら食器すら洗って無いこともあるよ☆
満足に眠れないことに加え、こんなに早起きしてるのに最低限の事しか出来ない状況に嫌気がさしていました。
雑誌などで朝活と称してヨガや資格の勉強をしている素敵ママを見ては「ちゃんちゃら可笑しいわ」と悪態をついていましたね(笑)
でも3時とかに起きてる人もいるからね。
皆頑張って時間を捻出している訳ですよ。
因みに今は幼稚園でお弁当が必要な日でも6時に起きれば良いので、私の体はずいぶん楽になりました。
子どもの習い事が出来るようになった
もちろん周りを見渡すと、共働きでも週末に習い事をさせたり通信教育を取り入れているご家庭は沢山ありました。
でも私(我が家)はそんな余裕が無くて。
週末は週末で掃除したり常備菜作ったりしたかったし、ただでさえ家族時間が少ないのに毎週末決まった予定が入ることにも抵抗がありました。
もちろん子どもから「これやりたい!」と申し出があればやらせていたかと思いますが、こちらから「これやってみる?」と提案したり体験に連れて行ったりするほどのエネルギーは残っていませんでした。
周りに結構教育熱心な家庭が多く、焦りはあったんですけどね。
退職して今の幼稚園に行き始めてからは色々な教室のチラシを貰ってくるようになりまして、その中で子どもが興味を示したものに通わせてみています。
身に付いているかどうかは別として、とても楽しそうに通っているので何よりです。
送迎など正直面倒だな~と思うことは多々ありますが、子どもの「やってみたい!」に付き合うことが出来るのは良かったな~と思っています。
週末を楽しめるようになった
ちょっと馬鹿らしい話なのですが、私は(悪い意味で)常に仕事の事ばかり考えてしまうタイプでした。
なので週末は金曜日の夜が一番ハッピーで、そこから月曜に近づくにつれテンションが下降するパターン。
土曜の昼間くらいまではそれなりに楽しめるのですが、土曜の夜くらいには結構ブルーで日曜になるとお出かけする気力も残っていませんでした。
あと働いていると、家事とか通院とか保育園の行事とか、どうしても土日に予定が集中してしまうのでゆっくりも出来ませんしね。
せっかくの休日なのに今ひとつ楽しめませんでした。
今は土日にこなさなければならないタスクも減ったし、何より翌週の仕事のことを考えて憂鬱になることが無いので家族過ごす週末を楽しめるようになりました。
結局ダラダラしちゃうことも多いし、有意義に過ごせているかと言われたら微妙な所ではありますが、とにかくハッピーです。
無駄遣いが減った
共働きだったころは、お金を湯水のように使っていました。
「時間が無い」「ストレス解消」を言い訳に結構な無駄遣い(と書いてはいるものの当時の我々にとっては必要経費)をしていましたね。
- 外食・お惣菜など
- 子どもの遊び代・オモチャ代
- タクシー代
外食は週2~3回はしていましたし、宅配ピザにもしょっちゅうお世話になりました。
週末のお出かけは、近場のショッピングモールで買い出しついでに、子どものリクエストに応えて1回数千円かかる室内の遊び場へ。
フードコート(ほぼマック)で昼食をとった後、おもちゃ屋や本屋で数百円程度のオモチャを買って帰るというのが定番でした。
教育的にはよろしくないですが、いつも長時間保育園で頑張らせているので甘やかしてしまっていました。
電車で出かけた帰り面倒くさくてタクシーを使うことも多かったです。
お迎えが間に合わなくて会社から保育園までタクシーで乗り付けたこともしばしば。
その他には
- 延長保育料
- 夕食・捕食代
- 子どもが病気したときのベビーシッター代
といった働くために必要なお金も色々かかっていました。
何のために働いてるんだろうって疑問を抱いてしまう瞬間はありましたね。
確かに今は収入も減りましたが、こういったが出費が無くなったため意外と何とかなっています。
子ども達にも前ほど贅沢はさせてあげていませんが、それはそれで不満そうな感じはありません。
地方に引っ越したので家賃などもお安くなりましたしね。
ワーママから専業主婦になって悪かったこと
個人的には悪かったことはあまり無いのですが、強いて言えばってやつをまとめてみました。
収入が減った
転職によって夫の給料は上がったんですけど、フルタイム2馬力に比べるとやはり世帯収入は減っています。
別に生活が苦しい訳ではないのですが、将来のことを考えると収入が多いに越したことないのは事実です。
我が家の場合は稼いだら稼いだぶん使っちゃってたんだけどね。
あとは私自身の収入が無くなったので、お金を使うのにちょっと気を使う部分はあります。
「今日ご飯作りたくないから食べに行っちゃおうぜ~」って言って子ども達と気軽に外食に行ったりも出来なくなりました。
マックとかコンビニくらいはたま~にやっちゃうけど
まあ、今は食事作る時間も精神的余裕もあるからいいんだけどさ。
私の運動量が減った
前職は肉体労働的な業務がありましたし、通勤でも割と歩くので運動不足に悩むことはありませんでした。
どんなに動かない日でも1万5千歩以上。
ハードな日は3万歩以上歩くこともありました。
ところが今は全く動かず…。
ひどい日は家の前のバス停に園バスの送迎で出るくらいしか外出しません。
なまじっか運転できるようになってしまったんで、出かけるときは大体車ですし…。
このままじゃ病気になってしまいそうなので、なんとかしないといけないな~と思っています。
ちょっとしたご褒美が無くなる
見返りの期待できない家事や育児と違って、仕事をしているとちょっとしたご褒美的な瞬間がありませんか?
- 仕事で頼りにしてもらえた
- 給料が上がった
些細なことでも自分のやったことが評価されるとやっぱり嬉しくなっちゃいますよね。
お金に反映されると特に(笑)
あとは出張の途中で美味しいご飯食べたりとか、そういうご褒美も(笑)
こういう母でも妻でもない自分に与えられる「ちょっとしたご褒美」が無くなってしまったのは少し寂しいかもしれません。
でも、それ以上に嫌なことの方が多かったので退職したことに後悔はしていません。
ベストな選択は人それぞれ
私の場合は上司との折り合いが悪く、仕事自体もそんなに向いてなかったので退職したことによってかなり楽になりました。
だからといって、「ワーママより専業主婦の方が楽か?」と問われると一概にそうは言えないと思います。
やはり、専業主婦になると子どもと過ごす時間は長くなりますし、家事も拘りだすとキリが無いので、几帳面な方の場合はものすごくエネルギーを使うんじゃないかと思います。
正直、専業主婦になったらもうちょっと時間あると思ってました。
職場の人間関係が良好で仕事そのものも楽しい方は、働いていた方が精神的に楽かもしれません。
もちろんワーママが楽じゃないことは身をもって知ってるし、かつての私のような働き方をしている人に「子どもの事を考えたら仕事を辞めるべきだ!」なんて責めるつもりはありません。
むしろ、この記事を見て「やっぱ皆そんなもんだよね~。いや、まつこさん家うちよりヤバくないw」と安心していただきたい。
逆に「仕事と家庭両立できない。もう辞めたい…」と追い詰められている方には「辞めても何とかなるかも」と希望を持っていただけると嬉しいです。
この記事をどんな方が読んでくださるかはわかりませんが、ご自身の気持ちを楽にするために利用していただければ嬉しいな~と思っています。
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↓ 退職後の手続きアレコレ