我が家の長男は小学1年生の10月からZ会を受講しています。
受講開始してからちょうど1年が経ったので体験談を記録しておきたいと思います。
どーでもいいけどブログ久しぶり過ぎる。
- Z会小学生コース我が家は「スタンダード」を選びました
- Z会小学生コースの内容
- Z会小学生コースを1年間受講した感想
- Z会小学生コース毎月課題はこなせた?
- Z会小学生コースはどんな人におすすめ?
- Z会小学生コースは満足度の高い通信教育でした
Z会小学生コース我が家は「スタンダード」を選びました
Z会の小学生向けコースとしては以下の2つが用意されています。
我が家は紙教材の『小学生コース』を選びました。
さらに、紙教材が届く『Z会小学生コース』はハイレベルとスタンダードの2種類のレベルが選択可能です。
また、ハイレベル・スタンダードいずれのコースもオプションで『みらい思考力ワーク』と呼ばれる教材を付けることができます。
ブログやSNSの体験談を見る限り、「受講するならハイレベルがおすすめ!」という口コミが圧倒的に多いのですが、我が家は「スタンダード(みらい思考力ワークなし)」を選択。
スタンダードを選んだ理由はざっくり書くと以下の通りです。
- 受講料が高くなるから
(ハイレベルにすると月374~440円、
みらい思考力ワークを付けると月654~770円UP) - 他の習い事などで子ども自身がそこそこ忙しかったから
- ハイレベルとスタンダードで教材がまるっきり違う訳ではないから
ちょっと迷ったけど、やっぱりスタンダードにしといてよかったです。
1年生の時は余裕があったので「ハイレベルに変更しても良いかも」とも思ってましたが、2年生になったら(ヾノ・∀・`)ムリムリ。
Z会も学校の宿題も1年生の時の1.5~2倍に増えるので、正直やりきれないです。
また、スタンダードとハイレベルで別の教材を使う訳ではなく、ハイレベルは「スタンダードの内容+発展的な問題(数ページ)」という形になっています。
スタンダードにも発展問題が無い訳ではないので個人的には満足しています。
とはいえ、これはあくまでも我が家の場合。
何を選べばいいかは本当にお子さんのタイプやご家庭の状況によって異なるので、気が向いたらその辺の話も別記事にまとめたいと思っています。
Z会小学生コースの内容
毎月の教材はこんな感じ。
- わくわくエブリスタディ
- ドリルZ
- 添削問題(国語・算数各1枚)
- けいけん&けいけんシート
- えいご※
- プログラミング学習Z-pro※
※がついているものはデジタル教材(PCやタブレットを使って受講)
Z会に提出するのは『添削問題(国・算)』と『けいけんシート』の計3枚です。
他は家庭で取り組んで、(デジタル教材以外は)親が丸付けする感じですね。
メインとなる国語と算数の学習は『わくわくエブリスタディ』と『ドリルZ』の2冊を使って行います。
『わくわくエブリスタディ』は課題に取り組むことで内容の理解を促すような作りになっています。
- 算数:解説を交えた穴埋め問題+演習問題、たまにパズルっぽい要素を含んだ課題もあり
- 国語:文章読解や作文の問題、保護者と言葉遊びや会話練習をする課題もあり
『ドリルZ』は、反復練習によって内容を定着させるような作りになっています。
新しく学ぶ内容に加え、過去に学んだ内容(1年生の内容含む)も収録されています。
- 算数:『わくわくエブリスタディ』で学んだ内容の練習問題
- 国語:漢字練習や文法(主語・述語・文末表現など)に関する問題
『けいけん』は理科や社会の基礎となる経験学習をする課題です。
↓ 詳しくはこちらの記事をご覧ください。
デジタル教材については最近あまりできていないんですが『Z-pro』に関してはレビュー(?)を書いてます。
↓ 詳しくはこちらの記事をご覧ください。
Z会小学生コースを1年間受講した感想
Z会小学生コースを1年間受講した感想をざっくりまとめるとこんな感じ。
- 教材の質が高い
- とにかくシンプル
- 保護者のサポートは大変
- 学校の宿題も楽になるかも?
具体例を交えながら詳しく書いていきます。
教材の質が高い
噂には聞いていましたが、やはりZ会は良問が多い気がします。
算数の文章問題もじっくり読まないと解けないような少しひねった問題があったり、国語も自分の考えを書く作文の課題があったり。
とにかく「ポイントを押さえて学校のテストで100点とろう!」って感じじゃなくて「キミはちゃんと本質を理解しているのかい?どうなんだい?」って感じなのが好きです。
だからと言って、教科書の内容そっちのけで、やたら難しい問題ばかりを収録しているわけではありません。
(国語はちょっと独特なのですが)算数に関しては学校の授業で習う内容についてもかなり丁寧に解説されています。
その上で、プラスαでほんのり難しい問題があるって感じです。
個人的には内容理解を促す教材(わくわくエブリスタディ)と反復練習ができる教材(ドリルZ)がバランスよく揃っているのもポイント高いですね。
とにかくシンプル
これは完全に私の好みなのですが、教材のデザインがスッキリしていて好きです。
あとは余計な付録がついてこないのも気に入っています。
体験学習の『けいけん』についても、「○○実験キット」とかが送られてくるわけではなく自分で材料を揃える方式なので物が増えなくて助かります。
にぎやかなデザインのテキストや付録がモチベーションになる子もいると思うので良し悪しはわからないんですけどね。
少なくとも物が増えないのは助かります。
大切なことなので2回言いました。
保護者のサポートは大変
基本的に添削問題以外は保護者が丸付けをする必要があります。
また、課題自体も「おうちの人と○○しよう」みたいなのがちょいちょいあるのでサポートは必須です。
でも、一番厄介なのは『けいけん』ですね(笑)
材料を揃えてあげたり、難しいところを手伝ったりと保護者の出番がなかなか多いんです。
なんならZ会に提出する『けいけんシート』にも保護者記入欄あるし…
ほっとけば勉強してくれるお子さんの場合は上記だけでOKなんですが、我が家の場合は進捗管理も必要なんで面倒ですね。
別にこれはZ会に限った話じゃないけど…
基本的にZ会小学生コースは親子で取り組むつもりでいた方が良さそうです。
学校の宿題も楽になるかも?
これはちょっとチート的な使い方をした場合の感想なんですが…
※良い保護者の方はマネしないでください!!
息子の学校は平日の宿題は基本的に自学なので、ネタに困ったときZ会の問題を使います。
- 間違えた問題を自学ノートに解きなおし
- 国語で面白かった内容をもう一度やってみる
よくやるのが上記のような使い方で、まあまあこれは良いのですが問題はここから。
基本は「自学(学校の宿題)+Z会」というスタイルで家庭学習を行っているのですが、どうしても時間が無い(本人のやる気が無い)時はその日にやるZ会の問題を自学ノートに書き写して取り組むこともあります。
自学とZ会を同時に終わらせるというチート。
さらにさらに、我が家の場合は『けいけん』で取り組んだ内容をレポート用紙にまとめて自由研究として提出したこともあります。
親子でネタが思いつかなくてね~もう「けいけんやる時写真撮っておいて自由研究にしちゃおうぜ」って言っちゃった。
ちゃんと子ども自身が取り組んだことですし、参考文献として『Z会けいけん〇月号』と記載したので後ろめたいことはないんですが、やっぱりちょっと後ろめたいかも(笑)
正直、大きな声でおすすめできる使い方ではないんですが、どうしてもネタ切れして困ったときには良いですよ。
Z会小学生コース毎月課題はこなせた?
今のところ概ねこなせています。
『添削問題』と『けいけんシート』に関しては毎月提出できています。
また、『わくわくエブリスタディ』と『ドリルZ』も全てやっています。
ただし、デジタル教材は最近やれていませんね。
2年生の4~5月くらいまではしっかりやらせていたんですが、だんだん余裕がなくなってきまして…。
『Z-pro』はゲーム要素が強めなので、(やりたいところだけ)やってくれることもあるのですが、『えいご』に関しては本人曰く「まじだるい」とのこと。
英語アレルギーが遺伝したのかもしれない…。
紙教材みたいに目に見えるところに置いとけないから忘れがちになっちゃうよね~。
また、それとなく促してみないとなぁ。
Z会小学生コースはどんな人におすすめ?
Z会小学生コースをはこんな人におすすめだと感じました。
- 学校の勉強+αの力を付けさせたい人
- 親も子どもの勉強にしっかり関わりたい人
- 余計な付録などは要らない人
お子さんがある程度学校の授業についていけているので、もう少し難しい内容にも取り組ませたいという場合には本当におすすめです。
能力的なことだけでなく、親子で学習に取り組む楽しさや、ちょっと難しい問題が解けた時の達成感など、ちょっと特別な経験ができるのも魅力かな~と思いました。
- 子どもが学校の授業についていけるようにしてあげたい人
- 親がサポートしてあげる余裕が無い人
- 先取りをさせたい人
お子さんが学校の授業についていけていないので通信教育でサポートしてあげたいという場合には、残念ながらZ会小学生コースはおすすめできません。
算数はある程度学校の授業で取り扱う内容についてもサポートしてくれますが、発展的な問題も多いためお子さん自身が自信を失ってしまうかもしれないためです。
また、教科書準拠ではないため(特に国語)、学校の授業やテストをターゲットにしているとミスマッチが生じるでしょう。
あとは親の出番が多いので、親がサポートできない分を通信教育で補いたいという方はタブレットコースの方が良いかもしれません。
あと、意外なんですが(小学1、2年生の内容を見る限り)Z会小学生コースは特に先取りはしていないようです。
算数の進み方は大体学校と同じくらいのペースです。
先取りしたい場合は、1学年上の教材を取り寄せることもできますが、Z会自体はあまり推奨していないようです。
Z会小学生コースは満足度の高い通信教育でした
色々大変な部分もありますが、今のところ『Z会小学生コース』を受講させて良かったと感じています。
1年生の頃から受講しているためか、長男は学校の授業の内容は大体理解しているようですし、テスト等でちょっとひねった問題が出ても意外と解けています。
Z会は何と言っても、シンプルで質の高い教材が魅力の通信教育だと思います。
保護者のサポートはそれなりに必要ですが、(宿題に転用するとか)ズボラな親なりの使い道もあるので意外と良いですよ(笑)