小学1年生の長男は、9月からZ会をやっています。
タブレット講座ではなく、普通の紙のやつです。
でね、実は私、受講を開始するにあたって一点だけ心配していたことがあったんですよ。
それが「けいけん」という課題の存在。
以前、知人(お子さんがZ会を受講)から
「Z会良いんだけどね~。けいけんってやつが結構大変でさ。」
という話を聞いたことがあったものでね。
なんでも親のサポートがかなり必要なんだとか。
とはいえ、Z会って教材のレベルは高そうだし、要らん付録とかもついてこないし、良い感じの通信教育ではあるんですよね。
なので、結局受講を開始して「けいけん」含め毎月の課題をこなしている訳でございます。
そこで、今回は「けいけん」ってどんな課題なのか?面倒くさいのか?といったリアルな話をしていきたいと思います!
Z会「けいけん」って何ぞ?
その名の通り、経験学習の課題です。
3年生から始まる理科や社会につながるような経験をして、学んだことを「けいけんシート」と呼ばれるレポートにまとめましょうというもの。
何をするかは毎月Z会からお題が出ます。
そして、「けいけん」は基本的に親子で取り組むことが前提となっています。
その月のテーマにもよりますが準備がそれなりに必要ですし、「けいけんシート」にも親がコメントを記入する欄が用意されています。
Z会「けいけん」は面倒くさい?
まあ、正直面倒くさいですね。
必要なものを準備するのも面倒くさいし、子どもに作業させたり、レポート書かせるのも面倒くさいです。
つまり全部面倒くさい
所要時間はレポート作成まで含めて、2時間くらいかかります。
そのため、少なくとも私は「よーし、今週末はけいけんやらせるぞー」と気合を入れる必要があります。
一方で、一度開始してしまえば結構楽しんでいる自分もいたりするんですけどね~。
子ども自身もとても楽しいみたいで、課題が一通り終わった後も、普通に遊びの一環として取り組んでいることも多いです。
ただ、「けいけんシート」を書くのはめちゃくちゃ面倒くさいようで、いつもスゲー適当に書いています。
因みに、面倒くささレベルはテーマによって大幅に変わってきます。
そして、意外なことに準備が面倒くさいやつほど、やりはじめるとハマるという法則があります。
Z会「けいけん」でやったこと
では、具体的にどんなことをやるのか気になりますよね?
小学1年生「けいけん」のテーマはこんな感じです。
★Z会 小1「けいけん」のテーマ★
4月 :はるを さがそう
5月 :とくせいカレーを つくろう
6月 :かぜで すすむ ほかけぶね
7月 :あなたは おてんきキャスター
8月 :アイスクリームを つくろう
9月 :あなたは マークハンター
10月:大きなシャボン玉を つくろう
11月:昔の遊びを しよう
12月:くっつけ じしゃくの力
1月 :ぺったん ぺったん お餅つき
2月 :かげえで あそぼう
3月 :手づくりがっきを えんそうしよう
我が家は9月の「あなたはマークハンター」から開始しています。
マークハンターは調べものメインだったので、比較的楽でしたね。
逆に、お料理系や工作・実験系は結構大変です。
しかし、こういうテーマの方が盛り上がりはしますよね。
すっかり週末はTwitterから離れてしまいました。(いいねはたまにしてたけど)
— まつこ (@kachan_bukiyo) October 11, 2021
色々やってましたが昨日はでっかいシャボン玉づくりをしました。
風強くて微妙な天気だったので風呂場にて。
Z会の『けいけん』という課題です。
なかなか楽しんでましたよ😁 pic.twitter.com/gjlw0wDv6Y
今日はおうちでお餅つき。
— まつこ (@kachan_bukiyo) January 13, 2022
2合くらいならボールとシャモジでできるんですね🙄
つきたてお餅は美味しかったです😋
息子達「またやりたい!」とのことでした。#Z会#けいけん#1年生1月号 pic.twitter.com/edvze9XfEB
餅は2回やりました。
またお餅つきしました。
— まつこ (@kachan_bukiyo) 2022年1月16日
息子達のリクエストにお応えして今回はイチゴも用意🍓✨
前回2合で全然足りなかったので、4合準備したらおなかいっぱい。
ごちそうさまでした😋 pic.twitter.com/ldp0v559pP
Z会「けいけん」はこんな感じ!2月号の体験レポ
ではでは、準備からレポート作成(そして後日談)まで実際の経験学習の流れをレポートしていきたいと思います。
今月(2月)のテーマは「かげえであそぼう」です!
<事前準備>材料を用意
今回のテーマでは工作を行うので、材料の黒画用紙やカラーセロハンが必要でした。
ですが私、テキストに事前に目を通していなかったため
準備していませんでした。
「よし!今からけいけんやるぞ!」と思った矢先にその事実に気がつくという…。
という訳でアマゾンで黒画用紙とカラーセロハンをポチって、潔く次週に延期することに。
マルマン 色画用紙 ミタント 361-667P A4 10枚 ブラック
トーヨー 教育セロファン 15cm 110500 00800345 【まとめ買い10個セット】
一週間後、無事に材料が到着したのでようやくとりかかることができました。
因みに、Z会の「けいけん」では3カ月後まで「今後のテーマ&準備物」を予告しておいてくれます。
なので、こういったトラブルが起きたのは完全に私の過失であり、Z会のせいではありません。
【じゅんび1】かげを さがしに いこう
気を取り直して、テキストに沿って学習を進めていくことに。
最初の課題は「かげを さがしに いこう」というもの。
天気の良い日にお外に出て、影を探したり、身体を使って面白い形の影を作ってみたりしましょうという課題です。
え、外?
今日めっちゃ天気悪いからこれは無理だよね~
家の中でも影できるからそれでいんじゃね?
だよね~
という訳で、この課題は実施せず。
一応、室内で手でキツネの影とか作ってみたかな~くらい。
これは言い訳なんですが、私が住んでいる地域は(特に冬場は)基本的に天気悪いんですよね~。
たまーに晴れてても、学校ある日だと帰ってきたらすぐに日が暮れちゃうし(なんか日が落ちるのも早い)。
我が家の場合、こんな感じでテキストに忠実にやらないこともあります。
10月のシャボン玉も天気悪かったから風呂場で飛ばしたし。
さすがにここまで手を抜いたことは(そんなに)無いけど…。
【じゅんび1】かげをがたを つくろう
ここからはメインの体験である「影絵あそび」の準備をしていきます。
アマゾンでポチった黒画用紙とカラーセロハンを使って色々作ってみましたよ~。
長男が上手く紙が切れないとグズグズ言うので、半分に折った紙をザクザク切れば繰り抜けることを、ハートを作って伝授。
試しに普通の〇を作らせたんですが「丸じゃつまんねー」と言うので、「じゃあこうしたら?」とアドバイスしてモンスターボールを作ってもらいました。
それで、ようやく機嫌がなおったみたいで、ダイヤモンドも作ってましたね。
一応、「けいけん」のテキストの方では次の2種類を作るようにと書かれていました。
- まっくろシルエット(黒画用紙を好きな形に切って作る)
- カラフルシルエット(くり抜いた黒画用紙にセロハンを貼って作る)
作り方や、作成例も載っています。
その辺をあまりちゃんと見ておらず「カラフルシルエット」を何個も作ってしまったのですが、まあいいでしょう。
【たいけん1】かげえで あそぼう
ではでは、早速遊んでいきましょう。
実はこの時点で我々のテンションはマックス。
どんな感じで仕上がってるのか早く見たくて仕方がない状態になっていました(笑)
一応、お勉強なのでテキストで紹介されている以下の内容についても試すことにしました。
- のびちぢみの じゅつ(影型とライトの距離を変える)
- ぶんしんの じゅつ(2つのライトを異なる方向から影型に当てる)
まずは「のびちぢみの じゅつ」。
「ぶんしんの じゅつ」に関してもやったんですが、あまり上手くいきませんでした。
本当はキレイな影が2つできるんだけど、2つ目の影が全然キレイに映らない。
と言いますのも、我が家にあった2個目の懐中電灯がこんな感じだったから。
沢山の光源があるので、影がぼやけてしまうんですね。
すると、長男が手で光を絞りながら
ママ、こうすると影がキレイにできるよ!
と教えてくれました。
この実験、最初は懐中電灯を使っていたんですが、なんやかんやスマホのライトが一番キレイにうつることが分かりました。
因みに、「のびちぢみの じゅつ」「ぶんしんの じゅつ」の原理については、テキストの後半でイラスト付きでわかりやすく解説してくれています。
あとは、影絵を作っているときに長男が黄色と青のセロハンが重なっているのを見て
緑に見えるじゃーん!
と言っていたので、その現象を応用して、普通の「モンスターボール(赤色)」をどんなポケモンでも捕まえられる「マスターボール(紫色)」に変えてみることに。
まあ、セロハンが重なるぶん光が通りにくくなるので鮮明さは落ちますけどね。
壁に近づいてあげれば多少キレイに映ります。
【たいけん1】かげえげきを しよう
ここからは次男も誘って、影絵を使った劇をやっていきます。
「のびちぢみの じゅつ」を使って、ピカチュウをキョダイマックスさせたり。
ミュウツーのような強いポケモンを捕まえるときは、モンスターボールをマスターボールに変えてみたり。
さっき学んだことをシナリオに反映していました。
とはいえ、ポケモンはピカチュウしか作っていなかったので他のポケモンは息子達が自ら演じていましたね(笑)
次男も乱入してグダグダ感は否めなかったけど楽しかったので良しってことで
「けいけんシート」作成
一通りの経験学習が完了(?)したので、ここからは「けいけんシート」を作成していきます。
「けいけんシート」には子どもが記入する欄と親が記入する欄があります。
子どもが記入するのは以下の3つ。
- ふりかえり(1番楽しかったことを文章で書く)
- ひょうげん(1番覚えていることを絵で描く)
- なんの えを かいたか
親は以下の内容について簡単なコメントを書きます。
- 誰と学習に取り組んだか
- 学習中の様子
この「けいけんシート」ですが、うちの息子はササっと適当に鉛筆で殴り書きして終わってしまうので、ある程度親がテコ入れしないといけません。
絵とか、基本的にモノクロだし、人間も棒人間で描くし。
とは言っても、「全部消して書きなおせ」とか「こういう感じの絵を描け」とか支持するのは違うと思っています。
なので息子が描いたものはそのままにして、「ピカチュウ大きくする時ってどうしたっけ?」とか「こういうことも付け加えてあげた方が先生わかりやすいかも」という声かけをしています。
結果、そういう話を全部(絵で描けって書いてあるのに)文章で書くという(笑)
そして、この「けいけんシート」を提出すると、他の課題同様に担当の先生が添削をしてくれます。
(クオリティに関わらず)いつも良い所を見つけて褒めてくれるのですごいな~と思ってしまいます。
<後日談>さらに創作活動がエスカレート
影絵劇をしたものの、ポケモンがピカチュウしかいないのはやはり物足りなくなって、家族全員で色々作ってみました。
パパも本気モードで工作。
お気づきかと思いますが、今回はネット上の画像をプリンターで印刷したものを使いました。
こんな感じで、イラストを切り抜いたものを黒画用紙に重ねて輪郭を鉛筆で描いていきます。
鉛筆の線をハサミやカッターで切っていくとキレイに仕上がりますよ♪
クオリティにそこまでこだわらないのであれば、印刷した紙と黒画用紙を重ねて同時に切り抜くとちょっと時短できます。
ではでは、映し出してみましょ!
ポケモンの影絵劇(というかポケモンごっこ)に子ども達はハマったようで、この後3日間くらい寝る前に影絵劇に付き合わされました。
Z会「けいけん」は面倒くさい!でも面白い!
Z会の「けいけん」は確かに親にとっては面倒くさいです。
でも、やってみると結構面白いんですよね~。
- 週末などにまとまった時間が取れる
- 子どもに経験学習の機会を与えたいが何をすればいいかわからない
- 何かお題が無いと子どもとの時間を持て余してしまう
こういったご家庭には結構おすすめかと思います。
逆に、お仕事や習い事で忙しいご家庭や、親が学びの機会を意識的に与えてあげられるご家庭には向かないかもしれません。
来月は手作り楽器か~、今度はちゃんと準備しとこ。