今回も私の独り言回です。暇つぶしにでもお読みいただければ幸いです。
皆さんオリンピック・パラリンピックって見てましたか?
私はほとんど見てないです。
スポーツ興味無くって。
とはいえ、たまたまTVつけたら試合やってたりニュースでも取り上げてたりするので、そういうのは見てたかな~って感じです。
先日もニュース見てたらパラ競技の特集やってて家族で見たんですよね。
でね、その時にした子どもとの会話で少し考えさせられたことがありまして。
今回はそのお話を書いてみようと思います。
この「なんで?」どう答えたらいいのでしょう
その時テレビで見ていたのはいろんな競技をダイジェストで紹介してる特集。
ブラインドサッカーの競技説明とかやってて、サッカーやってる長男は「見えないのにどうやってサッカーすんの?」と興味を持っていました。
「ゴールを叩いたり音の出るボールを使ったりするんだよ」と言うと、目隠しをして「なんか音出してみて!場所当てるから」というゲームを始めたり。
因みに私も目隠ししてやってみたけど難しい。。
音の方向は大体わかるんだけど、人や物にぶつからないように移動するのが怖すぎる。
色々知らないルールなんかもあって、たまにはこういう番組を見てみるのも悪くないな~と思いました。
あとは腕の無い選手がトライアスロンやってるのを見て、子ども達が「すっげーな!!」とテンション上がっていました。
確か冷静に考えたらめちゃくちゃ凄いよね。
でね、カッコよかったんでしょうね。
うちの子達、その選手の真似し始めたんですよ。
肘まげて「腕が無い」とか言って走ってた。
そういうの見ると、反射的に注意しちゃいません?
「少なくとも家の外ではそういう事やったらダメだよ」って。
そしたら長男が本気で不思議そうな顔をして聞いてきたんです。
「なんで?」って。
結局あんまり上手く答えられなかったです
ちょっと葛藤しましたね。
だってそのアスリートの方も不慮の事故で腕を無くしてしまったんだからさ~、なんかデリカシーに欠ける気がしません?
いやしかし、そのデリカシーに欠けるって感覚は果たして正しいのか??
それは当事者にしかわからんのじゃないか??
そんなこんなで、数秒間葛藤した後に私が何と答えたかというと
正直なんでかはわからん。
ただ、今の世の中ではそういうの良くないとされていて不快に思ったりする人が多いんだよね。
みたいな感じ。自分で言ってて「なんだそりゃ」と思いましたね(笑)
結局夫が助け舟を出してくれて
「なんで?」と思う長男の感覚の方が多分正しい。
でも、身体が不自由な人に対して「可哀想」と思う人たちがまだまだ多いし、学校とかでやったら多分怒られちゃうんだ。
あと、カッコいいって真似するのは良いけど、バカにして真似するのは絶対にダメだ。それはわかるよね?
といったことを述べていました。
言葉をかなり選びながら答えたので正直どこまで子ども達に伝わったか、そもそも我々の考えが正しいかはわかりません。
常識もどんどん変わっていくんでしょうね
田舎に住んでいたからかもしれませんが、我々が子どもの頃って本当に多様性を許容しないみたいな空気ありましたよね。
ピンクのランドセル持ってるだけで「生意気だ」とか陰口叩かれてる子いましたし。
そういう時代って「障がい者の真似=バカにしている」といった認識が当たり前だったし、実際にそういう意図をもって真似してた人間もいたと思います。
なので、私自身も子どもの頃「障がいのある人の真似なんてしてはいけません」とか言われても「ですよね~」とすんなり受け入れていたような気がします。
そんな教育を受けた子ども達が大人になった現代だから、やっぱり(本人に悪気が無くても)パラアスリートの真似をしていたら「けしからん!」と怒ったり不快に思う人も多いんじゃないかな~と思うんです。
だから今のところは、やめた方が良いんじゃないかな~というのが私の考え。
しかし今回の件で、子ども達の認識も時代と共に変化しているんだな~と感じました。
そもそも自分とちょっと違う人に対して攻撃したり同情したりする奴がいるという発想自体がないんじゃなかろうか。
カラフルなランドセルを背負った今の子たちが大人になっている頃には、パラアスリートの真似をしている子どもを「うんうん!カッコいいよな!」って微笑ましく見ているのが普通になってるのかもな~と思いました。