不器用母ちゃんのごまかし術

育児や日常生活でのお悩み・疑問へのゆるーい対処法をまとめています。

人を信じてはいけない

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妙なタイトルですが別に人間不信に陥っているわけではありませんのでご安心ください(笑)

ちょっとブログネタが無いので、最近の夫との会話で面白かった話をツラツラ書いていこうと思います。

暇で暇でしょうがないけど、何もやる気が起こらない時にでもお読みいただければ幸いです。

「人を信じてはいけない」って思いますか?

座右の銘ってほどではないんですが、私が人生で大切にしている言葉の一つに「人を信じてはいけない」というものがあります。


実はこの言葉、以前働いていた職場で上司から一番最初に言われた言葉です。

現場作業系で危険なことも多い職場だったので、ちょっとしたミスが(本当の意味で)命取りになることも。

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例えば、上の写真のように、開閉状態を示す札がかけられたバルブがいくつかある場合を考えましょう。

とあるバルブに「閉」と書かれた札がかけられていたのに、実際は開いてた~とかだと大変ですよね?

それに気づかず変なガスやら液体やらを流してしまうと、酸欠事故や火災を招いてしまうことも。


大惨事になってから「表示が閉になってたから」とか「○○さんが大丈夫って言ってたから」とか言っても仕方がありません。

そもそもそこで人生終了してしまったら、そんな言い訳もできない訳ですし。

「どんな時でも他人の言うことを鵜呑みにせず、自分の目と手で真実を確認しましょうね」という意味で「人を信じてはいけない」と言われていたのです。

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まつこ

これって人生全体にも言えることなのかな~と私は思っています。

長い人生、良かれと思って色々なアドバイスしてくれる人達が沢山いるじゃないですか?

自分の中で「ん?それはちょっと…」と思っても、親とか先生とか上司に言われると「一応言うこと聞いといた方が良いかな~」ってなることありますよね?

でもそれで失敗してしまったからといって「○○さんに言われたから」と言っても自分が不利益を被る事実は変わらない訳ですよ。

なので、たとえ尊敬している人からのアドバイスでも自分の中で考えて、納得した上で動くように心がけています。

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まつこ

あくまでも「○○さんの言うことを聞く」と決めるのは自分ですからね。

私は騙されやすいというか、人の意見に流されやすいところがあるので「人を信じてはいけない」というのは心がけるようにしています。

大切な人たちをむやみに責めたくないですし、後悔だらけの人生になってしまうのも嫌なんで。


『しまじろうのわお』で見た衝撃的なシーン

で、ここからが本題。

ある土曜日の朝、偶然見ていた『しまじろうのわお』という子ども番組で夫が衝撃的なシーンを見たと騒いでいました。

私はね、実は見てないんだ~。洗濯物干してたから。


夫に衝撃を与えたのは、こちらの首の短いキリンの男の子「きりんた君」。

dic.pixiv.net


しまじろうのお友達としてたまーにアニメに登場する、しっかり者っぽいキャラクターです。


で、問題のシーンはどんな話だったかといいますと…。

しまじろう達ときりんた君が交番に財布を届けに行きました。


ところが交番にいた警官は財布を受け取るも調書を書く様子がない。

その理由は「これは僕の(警官自身の)財布だから」とのこと。


そこで、きりんた君が「財布の中に入っていたものを教えてください」と言う。


警官が中身を言い当てたことで、その財布が本当に警官のものであることを確認。

警官がきりんた君に「君は良い警察官になるよ」と言ってめでたしめでたし。

実はきりんた君は警察官志望。さらに交番の警官のことを尊敬しているとのことでした。

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ベネッセ、やべーな。

確かに…私が社会に出て初めて教わったことを子ども向け番組で取り上げるとは!!


「人を信じない」ことを教える時代が来たのかも

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我々世代(厳密には弟が見ていたから少し下の世代かな)が見ていた『しましまとらのしまじろう』だったら、きっと多分交番に財布届けて終わりだったはず。

実際に似たようなエピソードがあったかは知らんけど。


今回の警官とのやり取りはかなり令和っぽいな~と思いました。

目上の人(しかも自分の尊敬する警察官)を疑ってかかって、しかもそれが褒められるって一昔前では考えられないよね。

個人的には「おもしれーじゃん。やるじゃん、ベネッセ。」と思ってしまいました(←何様 笑)


これからの世代は、我々世代以上に「大人の言う事をよく聞いて、良い学校、良い会社に入る」っていう生き方が確実なものではなくなってくるはず。

というか、どんな道を選んでも上手くいく保証はない。

だから、子ども達にも「人を全面的に信用せず、自分の人生は自分で守る」ってことを教えていく時代になったのかな~と思いました。