ひらがなが鏡文字(左右反転)になってしまうことが多かった我が家の長男。
入学前説明会で「入学までにひらがなは書けるようにしてきてね☆」というプレッシャーをかけられたため、多少頑張ってはみたものの完璧には無くならず。
あ、でも、間違える頻度としてはかなり減りましたよ!
「でもまあ、私も子どもの頃は鏡文字書いてたし、しょうがないよね~」と、そのまま小学校に通っていただいたところ、GW明け頃にはすっかり直っていました。
個人的には、鏡文字になること自体は割とどうでもいいのですが、
間違いを指摘する度に取り乱されるのがストレスだったので、直って良かったな~と思っています。
かといって明らかに間違っているものを指摘しない訳にいかんくない??
別に「ほらぁ!また間違って!!」みたいな言い方じゃなくて、事実を述べていただけのつもりだったのですが…。
もしかしたら、私も知らず知らずのうちに「ちゃんと宿題させなきゃ!」と焦っていて、息子にプレッシャーをかけるような言い方になっていたのかもしれないですね。
まあ、私の愚痴や反省はさておき、鏡文字って不思議な現象だと思いませんか?
大人になって書こうと思っても、逆に難しい気がするし…。
そこで今回は、鏡文字の不思議について調べてみました!
- 子どもはなぜ鏡文字を書くのか?
- 親子共々ストレスを溜めない対処法とは?
という話を息子の話も交えながら書いてみようと思います。
※おことわり
別に私は脳科学や幼児教育の専門家ではありません。
なので、この記事には(軽く調べて出てくる)ネット情報&私の体験談をまとめています。
「いつまでに直る(逆にいつまでに直らないとダメ)」「こうすれば絶対に直る」という話は書けませんので、そういった情報が知りたい方は別のサイトを見てください。
なぜ子どもは鏡文字を書くの?
ネットで調べると大体次の3つが出てきますね。
小さい子は左脳が未発達だから
人は文字を認識するとき、「右脳でイメージをとらえる→左脳で論理的に処理する」というプロセスを踏むそうです。
しかし、小さい子どもは左脳が未発達なため右脳でとらえたイメージだけで文字を書き、結果的に鏡文字になることがあるのだとか。
そのため、成長と共に左脳が発達することで鏡文字も直るようです。
右左がしっかりと判別できていないから
子どもの頃って左右の判別を難しく感じませんでしたか?
てゆーか、大人になってもたまに間違えたりしません??
うちの息子も左右の判別に少々時間がかかることがあります。
このような場合、文字が反転していても認識できないことがあるようです。
こちらも、成長と共に左右の区別がつくことで直っていくみたいですね。
左利きだから
文字を書くときって「左→右」に書くことがほとんどですよね?
右利き的にはこの動きは自然なんですが、左利きの場合「右→左」の方が楽なので「左利きの子どもは鏡文字を書くことが多い」なんて話もあるようです。
まあ、うちの子右利きですけどね。
統計的なデータがあるわけではないようなので、どの程度有意差があるかはわかりませんが、確かにちょっと書きづらいかもしれませんね。
子どもは何歳頃まで鏡文字を書くの?
冒頭の漫画でも描いているように、うちの息子に関しては、小学校入学後いつの間にか直っている感じでした。
小学校に入ると文字を書く量がグッと増えますし、書き順、配置、とめ・はね・はらいなど、かなりシビアに指導が入るので嫌でも正しい字形になっていくのだと思います。
今だから言えることですが、少なくとも小学校入学前までは全く気にする必要ないと思います。
実際、息子が卒園式で持って帰ってきた文集を見ても、鏡文字になっている子は半数近くいましたし。
ネットなんか見ていると、学習障害の特徴の一つとして鏡文字が挙げられていることもありますが、基本的にそこまで心配する必要はないと思います。
もちろん、小学生になってもなかなか直らず、お子さん自身が悩んでいたり、学校生活に支障が出ている様子があれば、学校や専門機関に相談するのも手だと思います。
ストレスを溜めない鏡文字への対処法
鏡文字が「子どもあるある」ということはわかったけど、ちゃんとした書き方も教えてあげないといけないのは事実。
一方で、それによって子どもがストレスを抱えてしまったり、なかなか直らないことに親も焦りを感じたり…ってのもあるあるですよね。
そんなストレスが少しでも減ればいいな~ということで、我が家で実践して(比較的)上手くいった方法や心が楽になる考え方を共有したいと思います。
指摘の仕方を工夫する
うちの子の場合、普通に指摘すると「また間違えた~」といじけてしまうので色々な言い方を試してみました。
その中で一番良かったのは、ちょっとふざけた言い方。
例えば「ち」を鏡文字で書いてしまった場合は、
「あっれ~?「ちくわ」じゃなくて「さくわ」になってんじゃんw「さくわ」って何やねんww」
という感じで、ちょっと冗談っぽくツッコむと比較的気分を害さず受け入れてくれました(笑)
でも、真面目なお子さんの場合はこの言い方だと「バカにされた!」と怒ってしまうような気もします。
色々な言い方を試してみて、お子さんの性格にマッチするものを見つけてください。
因みに私は、
- 「大丈夫だから」と前置きして優しく伝える
- 他の箇所を褒めた後に伝える
なども試しました(効果は今ひとつのようでしたが…)。
旗を使わない旗上げゲームで遊ぶ
「右上げて~、左上げて~、左下げないで右上げない」って歌いながら手を上げ下げさせるアレです。
鏡文字を直すというよりは、息子本人が左右の判別が怪しいことに悩んでいたため取り入れてみた遊びです。
正直、この遊びにどの程度の効果があったかは定かではありませんが、普通に楽しいしおすすめです。
大人(出題者)側も結構脳トレになります。
飽きてきたら攻守を交代しても良いでしょう。
「鏡文字は天才の証?」と考える
ネットで色々調べていた時に知ったのですが、レオナルド・ダ・ヴィンチは13,000ページにも及ぶノートを全て鏡文字で書いていたそうです。
大人が鏡文字で書くって結構難しいと思いますし、なんでわざわざ鏡文字でノート書いたのか凡人の私には理解しかねますが、とにかくそんなお話があるのです。
右脳が発達してるとか、そういう系なんですかねぇ。知らんけど。
なので、「うちの子なかなか鏡文字が直らないな~」と心配になったら「あぁ、うちの子ダヴィンチ系ね!」と思うとちょっと気が楽になるかもしれませんね。
子どもが鏡文字を書くのは普通のこと
色々書きましたが、
- 鏡文字は子どもにはよくありがちな現象
- 小学校入学後に直る子も少なくない
- 焦らず、心配し過ぎず見守ってOK
ということみたいです。
特に小学校入学前は、無理に練習させたり厳しく指摘すると勉強自体がキライになりかねないのでゆったり構えていていいのかな~と思いました。
学習面に関しては、私もついつい口うるさく言ってしまいがちなので反省しています。。